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11月11日 世界平和記念日(第一次世界大戦休戦)、ジュエリーデー(日本ジュエリー協会)
電池の日(日本乾電池工業会1987)、ピーナッツの日(全国落花生協会,1985)
チーズの日(チーズ普及協会など)、ライターの日、西陣の日、恋人達の日
折り紙の日、磁気の日、サッカーの日
花ノ名前 花ことば 誕生花として
カラスウリ よき便り・誠実・男ぎらい ○
ツバキ(白) ひかえめな愛・申し分のない愛らしさ
理想の愛・至上の美・理想的な愛情・冷やかな美しさ○
ヒヨドリ花 期待 ×
マユミ あなたの魅力を心に刻む・艶めき ○
∞…∞11月11日・今日という日 ∞…∞
田中れいな (1989) タレント、モーニング娘。
手越祐也 (1987) タレント、NEWS
ヤンネ・アホネン (1977) スキー、ジャンプ
MIKI (秋山みき) (1977) 女優、VANITY、Vo.
池田正和 (1976) CRY-叫-、Vo. G.
レオナルド・ディカプリオ (1974) 俳優
堀内和整 (1974) PaniCrew
マギー審司 (1973) 手品師
山田美穂 (1973) 声優
首藤康之 (1971) バレエダンサー
森川さくら (1970) タレント
浜名千広 (1969) 野球
寺田貴信 (1969) ゲームプロデューサー
永野椎菜 (?) TWO‐MIX、Key.
窪之内栄策 (1966) 漫画家 「ツルモク独身寮」
ジェフ・ニコルズ (1966) ミュージシャン
飯村真一 (1965) アナウンサー
中西圭三 (1964) シンガーソングライター
デミ・ムーア (1962) 女優
堤 信子 (1962) キャスター
盆帆与四 (1960) MEN'S5、Key.
ダンプ松本 (1960) タレント、プロレス
田中美佐子 (1959) 女優
龍居由佳里 (1958) 脚本家
見岳 章 (1956) 元一風堂
吉 幾三 (1952) 歌手
樹村みのり (1949) 漫画家
岸 義和 (1949) ミュージシャン
とりいかずよし (1946) 漫画家 「トイレット博士」
宮谷一彦 (1945) 漫画家
橋本テツヤ (1944) アナウンサー
池田駿介 (1943) 俳優
バロン吉元 (1940) 漫画家
養老孟司 (1937) 解剖学者
辻村寿三郎 (1933) 人形作家、人形師
カート・ヴォネガット (1922) 作家
沢村貞子 (1908) 女優
ルネ・クレール (1898) 映画監督
佐佐木茂索 (1889) 作家
乃木希典 (1849) 軍人
川上操六 (1847) 軍人
フョードル・ドストエフスキー (1821) 作家
植松雅久 (1721) 公卿
○ 東照宮に宮号を与える(1645)
○ 江戸の芝蘭堂で、大槻玄沢ら、おらんだ正月を祝う(1794)
○ 日本鉄道会社設立(1881)
○ 宝石の国際重量単位に「カラット」(=0.2グラム)が採用(1909)
○ ドイツ、連合国と休戦協定に調印、第一次大戦終わる(1918)
○ 日本初のウィスキー工場を寿屋が京都の山崎に竣工(1924)
○ サンフランシスコの金門橋完成(1937)
○ 無限連鎖講(ねずみ講)防止法が公布(1978)
○ 中央自動車道開通(1982)
○ 山口香、世界女子柔道選手権大会で優勝(1984)
世界平和記念日
第一次世界大戦の終戦記念日。アメリカでは在郷軍人デーで式典に軍帽をかぶって出席し、イギリスではポピー・デーといって教会で礼拝をする。
ピーナッツの日
全国落花生協会がもっとピーナッツを多く消費してもらおうと1985年(昭和60年)に制定した。ピーナッツの新豆が出回る時期であり、落花生の中に2粒の豆が入っているので11が重なる日に決定。
靴下の日
1993年(平成5年)に日本靴下協会が、一年に一度だけペアとペアが重なる日ということで制定。
鮭の日
新潟県村上市が鮭のまちをPRするために制定。「鮭」の字のつくりが「十」「一」を重ねたカタチであることから。
西陣の日
1477年のこの日、応仁の乱が実質的な終わりを告げ、京都に平和がよみがえった日であり、全国に散っていた織手達が京都に戻り、西陣の陣あたりに住みついて機音を響かせる端緒となった日として西陣の日事業協会が1969年(昭和44年)に制定。
電池の日
日本乾電池工業会が電池に対する知識と理解を深め、正しく使ってもらうことを目的に1987年(昭和62年)に制定した日。電池の正極+と負極−を合わせて十一月十一日を記念日とした。
配線器具の日
日本配線器具工業会が1999(平成11)年11月11日に制定。
コンセントの差込口の形状を「1111」に見立て、また、「秋の火災予防週間」の期間中であることから。
安心・安全・快適な暮らしの為に分電盤や配線器具を定期的にチェックしてもらう為に制定された。
もやしの日
「1111」がもやしを4本並べたように見えることから。
煙突の日
「1111」が煙突が4本立っているように見えることから。
きりたんぽの日
秋田県鹿角市の「かづのきりたんぽ倶楽部」が制定。 きりたんぽを囲炉裏に立てて焼いている様子が「1111」に見えることから。
磁気の日
磁気治療器「ピップエレキバン」のピップフジモトが1992(平成4)年に制定。 磁石のN極(+)とS極(-)を「十一」にみたてて。
おりがみの日
日本折紙協会が制定。 世界平和記念日であることと、1を4つ組み合わせると折紙の形・正方形になることから。
ジュエリーデー
1909年(明治42年)の今日、宝石の国際重量単位として「カラット」が採用されたのを記念して宝石業者、宝石商などが制定した日。
ポッキー&プリッツの日
食品メーカーの江崎グリコが1999(平成11)年に制定。 同社の製品ポッキーやプリッツを6つ並べると111111に見えることから。
チーズの日
日本輸入チーズ普及協会とチーズ普及協議会が1992年(平成4年)に制定。
日本の最古のチーズの製造記録が10月である事から、新暦に置き換えた11月にし、覚えやすい11日を「チーズの日」とした。
6月1日のチーズの日とは無関係。
サッカーの日
サッカーは11対11人で対戦するスポーツで有ることから、日付をこれに見立てたもの。
スポーツ用品会社エスポートミズノ制定。
めんの日
数字の1が並ぶ日付が、細く長い麺を連想させるとして、1999年に全国製麺協同組合連合会が制定。
ハッピーバイナリデー
11月11日と1が4つ連続し、日付がバイナリ(二進数)値となる日の中で最大の値を示す日であることから、主にコンピュータに関係者するものの間で祝われる(?)。
Happy Binary Day!
Remembrance Day(イギリス)
国祭日(アンゴラ)
1975(昭和50)年、アンゴラ人民共和国がポルトガルからの独立宣言をしました。
退役軍人記念日(Veteran's Day)(アメリカ合衆国)
電池の日(11.11)
11月11日は「十一」を電池のプラス・マイナスに見立てて、電池の日です。
人類が「火」を使うことを覚えたのは150万年前ともいわれますが、その火は最初は落雷で発生した山火事から得たのではないかとも言われています。
その雷の正体が「静電気」などの形で知られていた電気であることを明らかにしたのは、アメリカ独立宣言の起草者のひとりとしても有名なBenjamin Franklin(1706-90)でした。
生物学者のLuigi Galvani(1737-1798)はカエルを使って筋肉を動かす仕組みを研究していて、金属板の上に載せたカエルの脊髄を刺激するとカエルの脚が動くことを発見。
当時一般に言われていた動物の神経には電気が流れているという説を実験的に証明したと発表しました。
この実験の誤りに気づいたのがAlessandro Volta(1745-1827) でした。
彼はガルヴァーニの実験で重要なのは、カエルの体液に金属板が触れたことであり電気は元からカエルが持っているものではなく、この接触によって生まれたものであると考えました。
そこで彼はカエルの体液から出発して、このような、電気を生み出す液体や金属の組み合わせを調べていった結果、亜鉛と錫の板を塩水に付けると大きな電気が発生することを見いだします。
そして彼は塩水で湿らせた紙を金属板の間にはさみ、それを何重にも重ねることによってとても大きな電圧の電気を生み出すことに成功しました(1800年)。
彼はこれを「ガルヴァーニ電池」と呼びましたが、現代では「ヴォルタ電池」と呼ばれています。
一方電池と並ぶ大きな電気供給源である「発電機」については日本の平賀源内が「エレキテル」を作ったのが1776年。
しかしこれではあまり大きな電気を作ることはできませんでした。1832年になるとフランスのピクシーがコイルの中で磁石を回転させる手回し式の直流発電機を発明。
かなり大きな電気を簡単に取り出せるようになりますが、それでも回し続けるのはなかなか辛い。
そして1840年にイギリスのWilliam George Armstrongが水力発電機を発明。
彼は明治維新の頃に活躍した「アームストロング砲」の発明者でもあります。
一方火力発電の技術を開発したのはエジソンでした。
彼は1882年に社内に設置した数千個の白熱電球に電力を供給するための火力発電所を建設しています。
街全体に電力を供給するような巨大発電所は1887年にロンドン電気供給社が建設したもので、その設計者は16歳の時に独自の発電機の特許を取ったりしていた天才発明家Sebastian Ziani de Ferranti(1864〜1930)でした。
当時電気は直流がいいか交流がいいかという大論争があっていたのですが、エジソンは直流派、フェランティは交流派でした。
議論は数年間続きますが最終的に交流派の勝利となります。
フェランティは初期のコンピュータ「Mark I」の開発者でもあります。
一方でボルタの電池の方も改良が進められていきます。
ボルタの電池がすぐに電圧が下がってしまうのはふたつの極の間が絶縁されていないためということに気づいたイギリスのダニエルは1836年に両者を分離する方式を考案。
ある程度の時間、電気を出し続ける電池ができました。
1868年にフランスのルクランシェが考案した電池は極材料に亜鉛と二酸化マンガン、電解液に塩化アンモニウムを使用しており、これが現在のマンガン電池の原型といわれています。
1885年には屋井先蔵(1863-1927)が液体を使用しない「乾電池」を発明しました。
しかし彼は特許料を払うお金がなかったため、特許出願では1888年のガスナーに先を越されてしまっています。
単一・単二などの電池の規格を定めたのも屋井先蔵で、これがその後、世界規格として認められています。
電池のサイズは昔はパワーのある単一が使用される場面が多かったのですが、最近では持ち歩きできる機器で使用されるケースが多いため軽い電池が好まれる傾向があり、現在の主力は単三アルカリ乾電池(LR6)になっています。
マンガン電池・アルカリ電池というのは使用している溶液(乾電池の中では糊状になっている)の違いで、マンガン電池では塩化亜鉛または塩化アンモニウム、アルカリ電池では水酸化カリウムを使用しており、アルカリ電池はマンガン電池に比べて高いエネルギー密度を持ち長持ちするのでここ10年ほど急に安価になったこともあり、すっかりマンガン電池に取って代わってしまった感があります。
アルカリ電池(Alkaline battery)を発明したのはアメリカのエバレディ社(現Energizer,1959)です。
また最近小型の電子機器では「ボタン型電池」と呼ばれる小さな電池を使用するものが増えています。
これには基本的に3種類あり電池の種類の先頭文字で区別することができます。
LRがアルカリ電池、
SRが酸化銀電池、
CRがリチウム電池
です。このうち、アルカリ電池と酸化銀電池は番号が同じ物同士で互換性があり、例えばLR44用の機器にはSR44が使えますし、LR1120用の機器にはSR1120が使えます(むろん混ぜてはいけない)。
パワーと安定性は酸化銀電池の方が高いです。
但し値段も高いので頻繁に電池交換したくない物には酸化銀電池がお勧めです。
リチウム電池は高い電圧と容量の大きさが特徴で、高電圧が必要なデジカメ類、5年10年と交換無しで動いて欲しいパソコンの内蔵時計の電源などに使用されています。
寒さにも強いので寒冷地用の用途もあります。
ということでこの続きは12月12日の「バッテリーの日」に。
サッカーの日(11.11)
明日はキリのいい日なので記念日が多いようです。
平成11年11月11日の消印を取りに郵便局に行かれる方も多いのではないでしょうか。
下駄の日 下駄の足跡が 11 11 に見えるから。
電池の日 乾電池の+と−から。あるいは電気回路の電池の記号から。
鮭の日 「鮭」のつくりの「圭」を分解すると「十一十一」になるから。
靴下の日 靴下を2足並べた時の形が 11 11 に見える?から。
ポッキーの日 1111がポッキーが並んでいるように見えるから。
ピーナッツの日 ピーナッツが双子だから、ぞろ目の日を選定。
語呂合わせ系以外も下記のようにあります。
世界平和記念日 第一次世界大戦の終結日(1918)。
宝石の日 単位「カラット」が制定(1909)。
チーズの日 文武天皇4年(700)に蘇の製造の命。(日付不明の為キリのいい11日)
さて、サッカーの日というのは、ミズノが制定しました。
これは単純です。
サッカーは11対11でおこなうからです。
サッカーの起源はイギリスのモッブゲームです。
これは数キロ離れたゴールを目標に大きなボールを何百人もの人が互いにボールを奪い合って運んでいくものです。
日本でいうと福岡の筥崎宮の玉取(たませせり)祭のような雰囲気のものであったようです。
これがやがてスポーツとして確立されるに至り、統一ルールを作ろうとしたのですが、この時、ラグビー校の代表が、手の使用に固執して、結局、この会議から離脱しました。
そちらがラグビーとなります。
一方会議に残ったメンバーは統一ルールを作り上げ、これを協会(association)式フットボールと呼びました。
そこでこのスポーツは一般には association football と呼ばれ、日本では「ア式蹴球」の訳語もありました。
現在でもこれをクラブの正式名称に使っているところがあります。
「サッカー」というのはアメリカ式の呼び方です。
また、イタリアでは「カルチョ」と呼び、「トトカルチョ」の語源となりました。
宝石の日(11.11)
明治42年(1909)農商務省が宝石の重さの単位にカラット(1ct=200mg)を採用することを決定しました。
宝石の日はこれを記念して日本ジュエリー協会が制定したものです。
宝石というのは大雑把にいえばきれいで高価な鉱物です。
ただし「きれい」という基準は時代によって違うので、現在では高価でないものでも時代が違えば高価であったもの、将来高価になるものもあるかも知れません。
産出量が充分にあって、あまり高価でないものは「パワーストーン」と呼ばれますが、宝石とパワーストーンの差自体、ボーダーは曖昧です。
ラピスラズリやトルマリンなどはかなり曖昧、ジルコンや水晶なども微妙です。
人によっては宝石とは「硬度8以上のきれいな鉱物に限る」といいます。
その場合、宝石と言えるのはダイヤモンド(硬度10)・コランダム(硬度9)・クリソベリル(硬度8.5)・トパズ(硬度8)のみになります。
(硬度8の石としてスピネル(尖晶石)もあるが、きれいな割に、あまり宝石扱いされないようである。それどころかサファイアやルビーのイミテーションとして使用されていたりする。)
なぜ8以上かというと、空気中に大量に含まれる石英砂が硬度7であるため、7以下の石というのは空中にさらしておけば傷つき、輝きを次第に失っていきます。
そのようなものは宝石とは認めないという立場です。
以下ではもう少し広い意味で各宝石について簡単に見てみましょう。
ダイヤモンド(金剛石)
硬度10で自然界の石の中で最も硬い。
むろん硬いといっても丈夫という訳ではなく、意外と割れやすい。
しかし表面を傷つけることは困難で、その輝きは長く保たれる。
ダイヤを加工するにはダイヤの粉をちりばめた加工具を使わなければならない。
宝石の中の王様であり、中には「ダイヤ以外は宝石とは認めない」という人までいる。
基本的には透明度の高いものが高価であるが、きれいな色が付いたものは特別に高くなる場合もある。
なおダイヤを財産として集める人もあるが、その場合は最低でも1カラット以上でなければ価値はない。
コランダム(鋼玉)
色が赤い物を『ルビー』と呼び、それ以外のものは『サファイア』と言う。
ただし単にサファイアと言えば青系統の色の物であり、それ以外の色の物は例えばホワイト・サファイア、ピンク・サファイアなどのように呼ばれる。
ルビーは大きな玉がなかなか出ないため、大きな物は非常に高価になる。
またルビーにしろサファイアにしろ、スターを持つものはまた別の価値が出てくる。
スターが出る石としては他にガーネットや水晶がある。
水晶はサファイアと同じ六方晶系なので六条のスターが出るがガーネットは等方晶系なので四条のスターになる。
クリソベリル(金緑色)
硬度8.5。この中で宝石になるのは特殊な光学的特質を持つ次の二つである。
(1)キャッツアイ(猫目石)
猫の目状の光条が現れるもの。
この猫目はサファイアのスターと同じで浮遊しているのが特徴。
キャッツアイの安いイミテーションとして使用されたことのある虎目石の猫目は石の表面に固定されているので容易に区別できる。
きれいな猫目の現れる、ある程度のサイズのキャッツアイは同じ程度の大きさのダイヤより高い。
(2)アレキサンドライト
昼の太陽の下で見た色と、夜の人工的な光の下で見た色が変わるのが特徴である。
キャッツアイ同様、これもきれいな変色をする、ある程度の大きさの石はダイヤより相当高い。
なお合成スピネルや合成サファイアでも同様に変色するイミテーションが作れるが、天然アレキサンドライトより変色効果が強くハッキリ出るようである。
トパズ(黄玉)
硬度8。宝石店では「インペリアル・トパズ」「プレシャス・トパズ」などと呼ばれ、産出量が少ないため、かなり高価である。
これに対して普通に「トパズ」の名前で店頭に並んでいるのは実は黄水晶(シトリン)である。
水晶(クォーツ)
石英(クリスタル)のきれいな結晶を水晶という。
紫色の物はアメジスト、黄色の物はシトリン、黒い物はモリオン、と呼ばれる。
ほかに褐色の物は煙水晶(スモーキークォーツ)、ピンクの物は薔薇水晶(ローズクォーツ)、などという。
また細かい雲母の粒が入ってキラキラするものを砂金水晶(アベンチュリン)という。
なおアメジストは大量に産出するため、発色のよくないものは熱処理して黄色くし、シトリン(あるいはトパズ)として販売されている。
メノウ類
大きくいえば水晶の変種であるが、混合物が多いので一般には別扱いされている。
正確には縞模様を表す物をメノウ(瑪瑙,agate)、虹色を表す物をオパール(貴蛋白石)、単色のものを玉髄(chalcedony)・ 塊状の非結晶質のものを碧玉(Jasper)という。
碧玉といっても緑とはかぎらず赤い物もある。
ヒスイ(翡翠)類
日本では大雑把に「ヒスイ」と分類されている物の中に実は硬玉と軟玉があり両者は鉱物的に全く異なるものである。
硬玉(狭義のヒスイ)は輝石でできており硬度7、軟玉(単に玉とも)は角閃石でできており硬度6である。
いづれも細工物として使用される。どちらも緑色のものが有名だが、白・ピンク・紫の物もある。
硬玉の中で上質の物は琅{王干}(ろうかん)という。
ベリル(緑柱石)
硬度7.5。狭い意味での宝石に含めるのかどうかが微妙な石である。
緑色のものを『エメラルド』、水色のものを『アクアマリン』、黄色いものを『ヘリオドール』、ピンクのものを『モルガナイト』、無色のものを『ゴーシェナイト』という。
固定ファンを意外に多く持つ石である。
トルマリン(電気石)
結晶の半分が緑、半分がピンクで、その間に電圧が生じるため電気石の名がある。
電気石自体はよく産出する鉱物であるが、この両端がきれいに色分かれするものが宝石として価値がある。
(普通は黒い石が多い)
ただし地域によってはピンクだけの石、緑色だけの原石も出る。
また希に途中でグラデーションのように何種類もの色を出す原石もある。
ラピスラズリ(瑠璃)
宝石の部類に入れる人は少ないが、深みのある青い石は人気がある。
表面に金粉のような粉が出る。
実はアフガニスタン産が高級品として有名である。
かなり大きなものが出るので、細工物として加工されたりもする。
ジルコン(風信子鉱)
硬度7.5。宝石に分類する人は少ないが、固定ファンを抱えた石である。
褐色のものが多いが熱処理すると色々な色が現れるため、きれいな発色をしたものを指輪などに加工する。
紫色のものは『ヒヤシンス』と呼ばれる。
またホワイト・ジルコンはダイヤモンドのイミテーションとして使われる。
ダイヤモンドのイミテーションとしてはキュービック・ジルコニアが有名であるが、これは合成ジルコンではなく成分的に異なり、ジルコニアだけではなくイットリウムを含んでいる。
(天然のキュービック・ジルコニアも実は存在するが、かなりレアである。流通しているキュービック・ジルコニアはほとんど全て合成と思ってよい)
真珠
鉱物ではないが、便宜上宝石の部類に入れられることが多い。
現在では養殖が多いが、その技術を確立したのが御木本幸吉である。
なお普通の海水でアコヤ貝で育てた真珠の他に、淡水で三角貝により育てた安価な淡水真珠もある。
なお同様に鉱物以外で宝石の部類に入れられるものとしては珊瑚や琥珀がある。
チーズの日(11.11)
11月11日は「チーズの日」です。
『政事要略』によれば、文武天皇4年の10月に全国に使いが出され「蘇」の製造が命じられたとあります。
そこでこの10月は新暦では11月に当たり、11月の中では11月11日が一番覚えやすい、ということから、日本輸入チーズ普及協会とチーズ普及協議会が、この日を「チーズの日」と定めました。
なお、蘇に関する最も古い記録は、更に大化元年まで遡りるようです。出典を確認できませんでしたが、この年、高麗からの帰化人善那が蘇を献上したという記事が残っているようです。
この古代日本にあった乳製品「蘇」は濃縮クリームのようなものではないか、と言われています。
これを更に精製したものを「醍醐」と呼んだようです。
バターは乳を撹拌することでできますが、チーズは少々複雑な過程で作られます。
乳を雑菌の繁殖を防ぐために殺菌したのち、スターターと呼ばれるカビや細菌を加えて酸の生成を促します。
これによって豆腐状の物質(カード,凝乳)が生成されますので、これを細かく切断して水分(ホエイ,乳清)を除去します。
暖めて場合によっては加塩し、型に詰めて生チーズにします。
これを数ヶ月から2年ほど熟成させてナチュラルチーズができます。
チーズの製造はだいたい6000年前頃にはインド・メソポタミアなどで行われていたようです。
伝説によれば、あるアラブの商人が水の代わりにミルクを革袋に入れて砂漠を旅していたそうです。
すると砂漠の熱さで飲もうとした時にはなにか変質していましたが、表面に香りのよい液体がありました。
そして、この革袋をそのまま洞窟に放置していたところ、後で行ってみると、この中身が、もっと香りのよい食べ物に変身していたというのです。
日本で販売されているチーズはナチュラルチーズ、プロセスチーズ、チーズフードに分類できます。
ナチュラルチーズはミルクを熟成・発酵させて作ったもの、プロセスチーズはそれを加熱して熟成を止め保存性をよくしたもの、チーズフードとはチーズと他製品の混合物で51%以上がチーズであるものを言います。
プロセスチーズを発明したのは有名なクラフトです。
ナチュラルチーズは世界中に色々な種類が存在し、その数は1000種類以上とも言われますが、硬さおよび熟成の期間や方法によって、下記のように8通りに分類できます。
軟質 フレッシュチーズ 熟成せずにすぐに食べるチーズで、脱脂粉乳から作るカッテージチーズ、牛乳にクリームをくわえて作るクリームチーズ、などがあります。
白かびチーズ 白かびで短期間熟成させたもの。
カマンベールチーズ、ブリーチーズなど。
ウォッシュチーズ 細菌で短期間熟成させ、塩水やブランデーで洗った物。サンアルブレイ、ショームなど。
シェーブチーズ 山羊の乳を使ってゆっくり熟成させたチーズで独特のコクがあります。
山羊の乳は秋から冬にかけてしか取れないため生産量が限られています。
半硬質 かび熟成チーズ ブルーチーズが代表的です。
白カビが外側から熟成していくのに対して、青かびの場合は芯から熟成していきます。独特の風味を持っています。
羊の乳から作るものはロックフォールといいます。
細菌熟成チーズ ゴーダチーズが有名です。
まろやかで黄玉チーズともいわれるゴーダは型に詰めて圧搾しており、3ヶ月〜1年熟成させています。他にブリックチーズ、トラビストチーズなどがあります。
硬質 チェダーチーズ、エダムチーズ、エンメンタールチーズなどが有名です。
チェダーは型詰め圧搾の前に、カードを薄く切って重ね合わせ、重みで圧搾(チェダリング)して硬くしています。
エダムは基本的にはゴーダですが表面に赤いワックスを掛けています。熟成の若いものは半硬質チーズに分類されます。
エンメンタールはスイス産の例の穴あきチーズ(チーズアイという)です。
超硬質 パルメザン、ロマノ、グラーナパダーノなどがあります。
通常すりおろして粉チーズとして使用します。
2年ほど熟成させてかなり硬くなっています。
で〜〜〜す。よろしく(^ー゚)ノ
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